ユジノサハリンスクに行ってきた

新しくできた新千歳空港国際線ターミナルから国際線に乗るのは初めて．北海道っぽい内装がなかなかよい．





行き先のユジノサハリンスク空港では換金できないということで，空港のTravelexでルーブルに換金．レートは1ルーブル=3.11円．銀行間の普通のレートが2.6くらいのはずなので予想通りだが結構きついレート．1000ルーブルだけ換金した．ドルの現金もっているので向こうで変えればまだましそう．

ちゃんと飛んでくれよ，サハリン航空．



ユジノサハリンスク空港．うーむ，ちっさい．お土産買えなさそう．




早めについて，まだ明るいのでホテルの周りを散策．ホテルの向かいにガガーリン記念文化公園がある．なぜガガーリンなのか不明．






公園の端っこにはロシア正教会．色がなかなかよい．



ホテルでやっていた結婚式の余興の花火．




次の日，向こうで世話してくれる人がどっかに行くというのでついていくことにした．結局どこに連れて行かれたのかは分からないが，片道5時間往復10時間，昼休憩30分，目的地で30分の大変な旅となった．途中工事中の道路も多った．目的地の目的はなんだったんだろうか？（苦笑）

待っていた場所には牛が放し飼い．そこらに爆弾落ちしながら草を食んでいる．おばちゃんは追っ払っていた．



きれいに重力波を反映しているぽい雲が見えた．よく見るとゆっくり波打って動いていた．




月曜日は参加している会議の記者発表などがあったが多くの時間暇なので街を散策．残念なことに月曜日は博物館の類は休館日．それに気づかず行って，かなりショックだった．

鉄道博物館前のD51


ユジノサハリンスク駅前レーニン像


サハリン州立美術館（旧北海道拓殖銀行豊原支店）


街中になんだろう？これは


サハリン州立郷土博物館


旧豊原町役場


チェーホフ記念文学館（流刑地だったサハリンの実情を書物にした人らしい）



次の日は台風で大荒れ．かなり強い雨と風で公園内の枝がたくさん落ちてたり，倒れている木もあった．たまたま昼休みに雨がやんでいたので，ホテル近くの土産物屋（この町唯一？）に駆け込んでマトリョーシカ4体と細君に頼まれていたテーブルクロスになりそうなものを買って，急いでホテルに逃げ帰った．

14cmの小さな人形の中になんと9体も入っている！一番小さいのは米粒大．




VISA代と航空券代をちゃんともらうべく，この会議に招待してくれたロシア人と最初から対応してくれていたロシア人にしつこく問い合わせる．最初はルーブルでくれることになっていたが，ルーブルを日本に持って帰っても大損．しつこくそのことを訴えたらなんと米ドルで出してくれた．レートを計算してみたら1ドル=78円くらいで悪くない．助かった！

次の日，会議はまだ続いていたが，私はほとんど用無しだし，水曜日に帰らないと土曜日まで帰れなくなるので退散して帰国することになっている．ホテルをチェックアウトし，お金を払って，再びロシア人に聞いてみると，なななーんと，宿泊代は出ないという．旅費は全部出すって言ってたのに・・・＞＜

泊まったホテルはメガパレスというユジノサハリンスクでも1，2を争う四つ星ホテル．割引があったとはいえ当然いい値段する．うーむ，高い出張になってしまった．なかなかいけないロシアへ行ってマトリョーシカが買えただけでよすとするしかないか．これが次の土曜日まで泊まって7泊になっていたらと思うと，ちょっとね（苦笑）．短くしてよかった．

自分のフライトが空港の時刻表に出てなくてかなり焦ったが，実はそこは国内線乗り場．国際線乗り場は非常に分かりにくく，空港に向かって左側にある小さなドアから入ったところにあった．旅費として受け取ったドルを出国する時にとがめられたらどうしようとか無駄な心配をしていたが，特に何も言われることもなく，無事帰国できてほっとしている．

いろいろ大変な目にあって行ってきたロシア．最後に出張旅費がちゃんと出ないという落ちまでついたがなかなか行けないロシアに行けたことだけはよかったかな？

コメント 2

井上靖の「おろしあ國酔夢譚」を彷彿させる場所ですな〜

ところで、現地のアルコール類はどんなのあった？

by SOLA (2012-09-21 00:08) 

ウオッカ，ワイン（ロシア人はなんと氷を入れて飲んでいた！），ビール辺りは確認しました．ビールはアサヒとかサッポロ飲んでましたね．たいていのものはあるのでは？ウオッカ，ワインが現地ものかどうかは不明．
by かっきい (2012-09-21 11:20)