読書感想文のコピペ

webでニュースを見ていたら読書感想文をコピペして提出している小中学生がいるそうな．大学生のレポートコピペは前から話題になっていたが，小中学生までコピペを始めたたかと少々驚いた．いや，子どもの方が著作権やその辺の権利関係，モラルにはあまり頓着がないだろうからむしろなるべくしてなっているのかもしれない．

で，ニュースにもあった，小・中学生向けの感想文の例を示してあるサイト，「自由に使える読書感想文」というサイトを覗いてみた．学校に出すだけだったら著作権フリーだそうな．感想文の例をちょっと見てみたけど，よくかけてるわ・・・．さすがプロのライター．

コピペはさすがに賛同しないが，感想文の書き方のところはなかなかうなづけるところがある．まず，読者を意識した文章を書けと．これはものを書く時の基本中の基本．感想文の場合は先生で，どのような文章が先生に受けるか解説してあって面白い．本の内容と自分の経験をリンクさせて，本の要約にならないように書くとよいとあるが，受けるために作り話でもいいからと言っているのはちょっといただけない気がする．小説ならいいんだがあくまで感想文だからなと．

逆の言い方をすると，いい感想文，面白い感想文を書こうと思ったら，いろいろな自分の生の体験が必要だということだ．それは示唆に富んでていて面白い．

感想文の書き方なんて実際習った記憶などなく，いつも本の要約とそれについてのありきたりな「面白かった」，「感動した」などと読んだ人が全然の面白くも感動もしない感想文しか書けなかった私には非常に新鮮な文章指南であったことには間違いない．