はじめての郵便

小包は前実家から荷物を送ってもらったので一度受け取ったことがあるが，はじめて郵便物が届いた．我がアパートには郵便受け箱はなく，管理人室の横に郵便受け籠があり，郵便物が届くとそこに置かれる．

さて，はじめて届いた郵便物はカルフールの台湾正月向けバーゲンの広告だった．表紙は「北海鱈魚香絲」（鱈の渇きもの）と「亀甲萬珍醸醤油」とどちらも日本っぽいものだ．こんなものが目玉商品になるとは普段は日本のものは高く，かつ人気があるということだろう．パラパラめくっていくと日本の昆布，カラスミ，鰹節，するめ，日本のリンゴ，その他台湾の料理で使いそうな食材がずらり．冷凍帝王蟹（タラバガニ）もある．

正月飾りのコーナーもあり，なかなか面白い．台湾に来るとよく見かける「福」と書いてある赤い紙が各種取り揃えてある．なかには干支が入っているもの，キティーちゃんのもの，ミッキーマウスのものまである．そんなに高いものではないので2月に帰省するときのお土産に少し買っていこう．こちらでも七福神のようなものがあるようで（小さくて詳しくは分らないがちょっと違うようだ）置きものも売っている．ただ七福ではなくはなく八福いて一人は閻魔様のように見えるのだが・・・．こちらでは縁起が良いものとされるのだろうか？１体158NT$なので全部そろえると結構なお値段になりますな．

おめでたそうなトランクス，でかでかと「福」と書いてあるクッション，まねき猫にポチ袋もある．お年玉の習慣があるのだろうか．台湾らしく，王建民グッズも少々．最後は家電製品で冊子は終了．裏表紙には三菱コルト，ソニーのデジカメ，Ipod nanoなどが当たる抽選のお知らせ．レストラン街で１日合計1500NT$以上で1回，ひとり1日2回まで引けると書いてあるような気がする．

もう一冊，冊子が入っており，こちらはお歳暮商品のようだ．台湾の人はあまりお酒を飲まないけれどもお歳暮に贈るものはお酒が多いのだろうか？表紙からしばらくお酒のページが続く．容器もお正月っぽい特別仕様のものがちらほら見受けられる．表紙には未成年は酒を飲むな，としっかり大きな字で書いてある．面白いのは栄養ドリンク．日本ではこんなもの送らないよな．もしかしたら最近は日本でも送るのだろうか？後はお菓子，コーヒー，のり，干しシイタケ，くだものなど，日本でもありそうなものが多い．ただ，日本でありがちな洗剤はなかった．

日本にいた時もしばらくこんな広告を見ることはなかったが，改めてみてみるとその国の様子がわかってなかなか面白い．